入力電圧2.5V、出力電流0.4A / 0.7Aで世界最小クラス 超小型・低背パッケージ(h=0.75mm MAX) コイル一体型降圧”micro DC/DC”コンバータ XCL223/XCL224シリーズ
トレックス・セミコンダクター株式会社(東京都中央区 代表取締役:芝宮 孝司 以下トレックス)は下限動作電圧を2.5Vまで、上限温度を105℃まで対応したコイル一体型“micro DC/DC”コンバータ、XCL223/XCL224シリーズの量産を開始いたしました。
XCL223/XCL224シリーズは、コイルと制御ICを一体化した超小型(外形寸法:2.25mm x 1.5mm x h0.75mm)の降圧micro DC/DCコンバータで、出力電流0.4A / 0.7A出力タイプにおいて世界最小クラスの小型・低背化を実現しています。
外付け部品にセラミックコンデンサを2個追加するだけで電源回路を構成できるため、基板面積の省スペース化や開発工期の短縮に貢献します。また、コイルを内蔵したことで基板レイアウトが容易になり、不要輻射ノイズや回路の動作トラブルを最小限に抑えることができます。
動作電圧範囲は2.5V~5.5V、出力電圧は0.8~3.6V (精度±2.0%)まで0.05Vステップで選択可能です。発振周波数は3.0MHzで制御方式は、PWM制御(XCL223)またはPWM/PFM自動切替制御(XCL224)のどちらかを選択できます。
動作周囲温度は、-40℃~+105℃まで対応可能です。
XCL223/XCL224シリーズはHiSAT-COT(*1) を採用しており、高速過渡応答が要求されるオプティカルケーブルや小型のPC周辺機器、CPU等を搭載した携帯機器やデジタル機器に最適です。
(*1) 弊社独自の高速過渡応答技術の名称
効率-出力電流特性例
XCL223/XCL224シリーズ USP-8B04 (2.25 × 1.5, h=0.75mm MAX)
XCL223/XCL224シリーズの特長
- 出力電流0.4A / 0.7Aクラスのコイル一体型降圧DC/DCコンバータでは、世界最小クラスを実現
- HiSAT-COT(*1) を採用しており、高速過渡応答を実現
- オプティカルデバイス、携帯機器やデジタル機器などのアプリケーションに対応可能
- 高効率 (90%: 4.2V⇒3.3V 300mA時)
- 動作周囲温度-40℃~+105℃対応
- 小型化によるプリント基板実装面積の縮小化に最適
(*1) 弊社独自の高速過渡応答技術の名称