XCL206シリーズ

コイル一体型降圧DC/DCコンバータ(micro DC/DC)

XCL206シリーズは、コイルと制御ICを一体化した超小型(2.5mm×2.0mm、H=1.0mm)降圧DC/DCコンバータです。外付けにセラミックコンデンサを2個追加するだけで、大負荷電流600mAの電源を構成できます。

動作電圧は2.0V~6.0V。出力電圧は0.8~4.0Vまで0.05Vステップで設定可能です。制御ICはスイッチング周波数3MHzで動作し、0.42ΩPchドライバTr.および0.52ΩNchスイッチTr.を内蔵した同期整流方式です。軽負荷から重負荷までの全負荷領域で自在に高速応答、低リップル、高効率を実現し、スタンバイ時には全回路を停止することにより消費電流を1.0μA以下に抑えます。

また、UVLO(Under Voltage Lock Out)機能を内蔵しており、入力電圧が1.4V以下では内部ドライバTr.を強制的にオフさせます。

XCL206Bタイプでは、高速ソフトスタート機能として0.25ms(TYP)で出力電圧を立ち上げます。XCL206B、Cタイプでは、CLディスチャージ機能によりスタンバイ時にLX-VSS間の内部スイッチをオンさせることにより内部抵抗を介して負荷容量CLの電荷をディスチャージします。このディスチャージ機能により、出力電圧を高速にVSSレベルまで戻すことが可能です。

代表標準回路

特長

超小型(コイル含む) 2.5mm×2.0mm, H=1.0mm
入力電圧範囲 2.0V ~ 6.2V
出力電圧範囲 0.8V ~ 4.0V (精度±2.0%)
高効率 90% (VIN=4.2V, VOUT=3.3V)
出力電流 600mA
発振周波数 3.0MHz (精度±15%)
最大デューティ比 100%
出力コンデンサ セラミックコンデンサ対応
ソフトスタート ソフトスタート内蔵
制御方式 PWM/PFM自動切替え制御
CL高速ディスチャージ XCL206B(C)タイプ
高速ソフトスタート XCL206Bタイプ
その他機能 電流制限回路内蔵(定電流+ラッチ)

パッケージ

パッケージ名 CL-2025 ピン数 6
個/リール 3,000 外形寸法(mm) 2.0 x 2.5 x 1.04

データシート

技術資料

品質保証資料

よくあるご質問

QuestionXCL205/XCL206/XCL207シリーズについて教えてください。
Answer

DC/DCコンバータの上にコイルを載せるという単純な構造にすることで、実装面積の縮小と高効率などの特性確保の両立を図ったコイル一体型DC/DCコンバータです。出力電流(最大600mA)を出力するのに必要な部品はわずか2個のコンデンサですので、基板実装時の小型化が可能となりました。
既存のICを接着しただけなので、ICの特性はそのまま引き継いでいます。
コイルとDC/DCコンバータを合わせた高さを1mmに抑えるため、DC/DCコンバータに使用するパッケージは高さが0.4mmという超薄型パッケージ(USP-6EL)を新規で開発し採用しています。

Questionソフトスタート機能とは何ですか。
Answer

突入電流を防ぐため、立ち上がりをゆるやかにする機能。

QuestionCLディスチャージとはどういった機能ですか。
Answer

CLコンデンサに残った電荷を急峻に放電し、VOUT端子の電圧を0Vにする機能です。

QuestionCLとは何を指しますか。
Answer

負荷コンデンサ。他社ではよくCOUTと呼ぶことがあります。

Questionスタンバイ電流とは何ですか。
Answer

スタンバイモード時にICに流れる電流です。スタンバイモードとは、CE機能によりICがOFFした状態を指します。

QuestionFB品は何を指しますか。
Answer

FB端子の基準電圧と外付けの分割抵抗によって任意に出力電圧が設定できるICです。出力電圧は、RFB1とRFB2の値によって下記の式で決まります。
VOUT = Vref × (RFB1 + RFB2)/RFB2

QuestionUVLO(アンダーボルテージロックアウト)とはどういった機能ですか。
Answer

VINが、UVLO電圧まで下がるとドライバトランジスタを強制的にオフする回路です。入力電圧が規定の値以上に戻るとUVLOが解除され、再びスイッチング動作を行います。ソフトスタート機能が働き動作が開始されます。
UVLOの動作停止状態はシャットダウンではありません。パルス出力を停止している状態なので、内部回路は動作しています。

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