XC9252シリーズ
低消費電流30V動作降圧DC/DCコントローラ
XC9252シリーズは、30V動作降圧DC/DCコントローラICです。外付けのドライバTrとしてPch MOSFETを使用するため、低入力電圧での動作が可能となっております。また負荷コンデンサ(CL)としてセラミックコンデンサ等の低ESRコンデンサ が使用可能です。
0.8Vの基準電圧源を内蔵し、外付け抵抗(RFB1、RFB2)により1.5V~任意に出力電圧の設定が可能です。
スイッチング周波数はROSC端子に外部抵抗を接続することで280kHz~550kHzまでの任意の周波数に設定することができます。また MODE/SYNC端子により内部CLKに対し±25%の範囲で外部CLKと同期することで不要なノイズの生成を抑えることが出来ます。PWM/PFM自動制御では、軽負荷時にPFM制御で動作することで、軽負荷から重負荷までの全領域で、高効率を実現します。
ソフトスタート時間はSS端子に外付けで容量を追加することで、任意のソフトスタート時間の設定が可能です。
UVLO機能を内蔵しており入力電圧が2.5V以下ではドライバTr.を強制的にオフさせます。
保護回路として過電流保護回路、短絡保護回路、サーマルシャットダウン回路を内蔵しており、安全に使用することが可能です。
お知らせ
2013年10月17日 |
製品ニュース
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【New Product Leaflet】XC9252シリーズ |
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2013年6月5日 |
製品ニュース
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105℃対応 30V動作 低消費電流 降圧DC/DCコントローラ XC9252シリーズ |
特長
入力電圧範囲 | 3.0V~30V (最大定格36V) |
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FB電圧 | 0.8V (±2%) |
消費電流 | 30μA (@300kHz) |
発振周波数 | 280kHz~550kHz (外部抵抗にて設定) |
外部CLK同期 | 発振周波数に対して±25%の範囲 |
保護回路 | 保護回路過電流リミット(外部抵抗にて設定) 自動復帰 (XC9252A/B) 積分ラッチ保護 (XC9252C) サーマルシャットダウン |
コンデンサ | 低ESRコンデンサ対応 |
動作周囲温度 | -40℃~+105℃ |
環境への配慮 | EU RoHS指令対応、鉛フリー |
パッケージ
パッケージ名 | TSSOP-16 | ピン数 | 16 |
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個/リール | 3,000 | 外形寸法(mm) | 6.4 x 5.1 x 1.25 |
パッケージ名 | USP-10B | ピン数 | 10 |
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個/リール | 3,000 | 外形寸法(mm) | 2.6 x 2.9 x 0.6 |
データシート
技術資料
品質保証資料
よくあるご質問
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DC/DCコンバータにおいて、GO機能とはどういった動作ですか。レギュレータと同じ動作ですか。
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弊社では、DC/DCの場合、PWM/PFM自動切換え制御機能をGreenOperation(GO)としています。つまり、出力電流が小さい時にPFMモード、出力電流が大きいときはPWMモードに切り替える動作をGO機能と定義しています。
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ソフトスタート機能とは何ですか。
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突入電流を防ぐため、立ち上がりをゆるやかにする機能。
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FB品は何を指しますか。
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FB端子の基準電圧と外付けの分割抵抗によって任意に出力電圧が設定できるICです。出力電圧は、RFB1とRFB2の値によって下記の式で決まります。
VOUT = Vref × (RFB1 + RFB2)/RFB2 -
UVLO(アンダーボルテージロックアウト)とはどういった機能ですか。
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VINが、UVLO電圧まで下がるとドライバトランジスタを強制的にオフする回路です。入力電圧が規定の値以上に戻るとUVLOが解除され、再びスイッチング動作を行います。ソフトスタート機能が働き動作が開始されます。
UVLOの動作停止状態はシャットダウンではありません。パルス出力を停止している状態なので、内部回路は動作しています。 -
PFM制御、PWM制御とは何ですか。
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PFM制御とは、パルス幅は一定に保ち、出力電流に合わせてオフ時間を増減させることにより出力電流を制御する制御方法です。PWM制御とは、オン時間のパルス幅を調節して出力電流を制御するので、オン/オフ時間の周期は一定となり、重負荷時の効率は大きくなります。出力電流が大きいときはPWM制御、出力電流が小さい時はPFM制御に切り替えることで、重負荷時と軽負荷時の消費電流をコントロールしています。