XC6401による出力電圧切替え

概要

携帯機器では、消費電力の増加とともに「待機モードと動作モード」や「入力源がACアダプターとバッテリー」でCPUコア等の印加電圧を切替えて使用する事が多々あります。
出力電圧切替えは、外部で出力電圧を設定できるDC/DC(XC9220/XC9221シリーズ)等の製品では一般的に使用されていますが、今回、低ノイズな2chVRを用いて出力電圧切替えを可能とするXC6401シリーズの使用方法をご紹介いたします。

特長

  • 負荷コンデンサ(CL)が1個
  • 外部制御により電圧切替可能
  • 逆流防止のSDが不要
  • 低ノイズ

動作説明

EN1及びEN2がともに"H"の場合、出力電圧(VOUT)としてはVOUT1とVOUT2のうち電圧の高いほうが出力されることになります。
電流制限特性は2ch側VRの出力電圧(VOUT2)3.3VがIOUT=300mA程度で電流制限が動作し始め、1ch側VRの出力電圧(VOUT1)2.8Vまで電圧降下し1ch側VRからの電流により300mA電流制限が延びます。
また、消費電流(ISS)は、EN1、EN2どちらか一方が動作モードの時に比べ2倍(50uA程度)電流が流れます。
負荷過渡応答については図1のようになります。
EN1またはEN2のどちらか一方が"H"の場合、それぞれVOUT1(3.3V)、VOUT2(2.8V)が出力され、その電流制限特性は図2のようになります。

回路

EN1 EN2 VOUT ISS
HH3.3V→2.8V50μA
HL2.8V25μA
LH3.3V25μA
LL0V0.01μA

EN1、EN2に"H"及び"L"を与えた時の出力電圧消費電流(ISS)はTYP値です。
EN1、EN2"L""L"時の消費電流値は、スタンバイ電流値です。

図1

図2

注意・入力容量及び出力容量のセラミックコンデンサについて

一部の小形(1005サイズ以下)品でDCバイアス特性にて静電容量が著しく減少する製品がございます。
そのため、IC自身が容量不足のため発振する事があります。その場合、電圧の高い製品もしくは静電容量を追加してご使用下さい。

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